ドクトル陸マイラーの趣味嗜好

L'Arc-en-Ciel大好きおじさんのブログです。ライブ観戦報告を中心に書き連ねてます。

バクチク現象 -2023- 2023.12.29. 日本武道館

今年ももうすぐ終わり。重要なライブでライブ納めです。

ご存知の通り、今年10月にBUCK-TICKボーカルの櫻井敦司さん (以降あっちゃん) が亡くなり、

その後、初めてのライブです。

当初は毎年恒例のTHE DAY IN QUESTIONを行う予定を、BUCK-TICKの歴史でもある「バクチク現象」と銘打ってライブが決行されました。

当然ボーカルが不在なわけで、どんなライブになるのだろう?BUCK-TICKはどうなるのだろう?という期待と不安が混ざった複雑な心境でしたが、チケットを申し込みました。

幸運にも当選。年末なので色々と混んでおりましたが、行き帰りの新幹線とホテルを予約して29日を楽しみにしてました。

 

29日当日。天気は晴れ。

12時過ぎに大阪を離ち、15時過ぎに東京へと着きました。

ホテルへ荷物を置いて、会場である日本武道館へは開場時刻の17時半ごろに到着。

 

武道館周りはBUCK-TICKファンで溢れかえっていました。

ライブグッズを持っている方、着飾った方、着物の方、外国の方など様々。

総じて年配の方=長くファンをされている方が多い気がしました。

ただ皆さん期待している半面、やはり影のある表情をされた方が多かったです。

仕方ないですよね。

ツアートラック越しの日本武道館

ツアートラックなど写真を撮ってから開場入り。

今日は2階席西側。ステージのほぼ横でした。

なんとかスクリーンは見えるかな、というところ。メンバーはよく見渡せます。

あっちゃんのところにはマイクスタンドなどは特にありません...

続々と席が埋まります。立ち見もたくさんです。

 

開演予定を少し過ぎた18時35分くらいに暗転してライブ開始。

オープニングムービーが流れ、メンバーがステージに上がってきます。

ムービーが終る寸前、あっちゃんの影がスクリーンに映りました!

 

セットリストは以下の通りです。

1. 疾風のロードランナー

2. 独壇場Beauty

3. Go-Go B-T TRAIN

4. GUSTAVE

5. FUTURE SONG -未来が通る-

6. Boogie Woogie

7. 愛しのロック・スター

8. サクラ

9. Lullaby-III

10. ROMANCE

11. Django!!! -魅惑のジャンゴ-

12. 太陽とイカロス

13. Memento mori

14. 悪魔 -The Nightmare-

15. DIABOLO

 

16. STEPPERS -PARADE-

17. ユリイカ

18. LOVE ME

19. COSMOS

20. 名も無きわたし

21. New World

 

1曲目が始まる時に、凄い演出がありました。

あっちゃんの立ち位置のところ、床から天井まで8本の光が伸び、

そこにあっちゃんがいることをしっかりと示すかのような光柱。

あっちゃんをどう表現するのか、これが本ライブの一番のテーマだったかと思いますが、

この光の方法、思わず涙ぐんでしまいました。

それでだけではなく、時には(ROMANCEの過去の演出を踏まえて)蝋燭を立てたり、炭ガスと風と照明で煙の柱を作ったり (まるで魂が燃え上がっているような!)と、様々な方法であっちゃんの存在を表現。メンバーもその周りを歩き回り、彼がいるかの如く絡んでみたりと、本当に多彩な演出と表現でした。

2月24日にWOWOWにて放送されるとのこと。この演出がどこまで伝わるかわかりませんが、ぜひ見ていただきたい。

演奏は、基本あっちゃんの歌声にカウントを合わせて演奏するスタイルで、これは本当に大変だったと思います。LOVE MEではスタートを間違えた影響か途中で映像と音声がズレて歌声が流れなくなるハプニングもありましたが、基本は、あっちゃんが合わせて歌っているような、そんな自然な演奏でした。

 

こんな演出と演奏だったので、周りのお客さんからは啜り泣く声があちこちと。切ないです。どうしようもないことですが、でも、切ないです。

 

アンコール後、メンバー一人一人からメッセージが。

泣いてるメンバーもいて会場ももらい泣き。

でも、伝えてくれたこととしては、BUCK-TICKは2024年以降も続けていくこと、

PARADEは続くということ、

シングルもアルバムも予定していること、

あっちゃんがいたことを思い出して欲しいということ、

BUCK-TICKはこの5人だということ。

 

次からは誰がボーカルをするのか?当然その疑問が浮かぶところですが、

そこを今考えるのは無粋というもの。

アニーの言葉を借りるなら、BUCK-TICK第二章を期待することが大事なんだと。

 

終演後、会場に流れた悪の華に合わせてノリ続けているお客さん。

皆さん、本当にBUCK-TICKが好きなんですね。

幸いかな、私が一番熱中しているバンド、L'Arc-en-Cielは4人とも健在です。

でも、いつ同じような不幸が起こるかわからない、

それを考えさせられる一夜でした。

 

2024.12.29. 日本武道館にてライブ?の計画が発表されました。

どんな形になるのか、楽しみです。