ドクトル陸マイラーの趣味嗜好

L'Arc-en-Ciel大好きおじさんのブログです。ライブ観戦報告を中心に書き連ねてます。

アマチュアバンドの悲劇 - GRAND CROSS TOUR in Nagoya -

昔のライブでの印象的な出来事を書きます。

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1998年8月15日, 名古屋 ポートメッセなごや特設ステージで行われた、

L'Arc-en-Ciel GRAND CROSS TOURでの事です。

 

2daysだったライブの2日目, 連日快晴でとっても暑い日でしたが,

開始1,2時間前には会場入りして, ひたすら始まるのを待っていました。

 

すると、なにやらステージ上で動きが。

どうやら、アマチュアバンドがL'Arcの曲をコピーして演奏するというコンテストが行われていたようです。

そこで優勝したバンドが特別に、ライブ開始を待つ客前で演奏する、というイベントが。

あのバカでかいセットで、何万人という客前で素人が演奏できる、これは何よりプレゼントですね。L'Arc好きならなおさら。

演奏が始まりました。バンドは確か5ピース(Vo, Gt, Ba, Dr, Key) 。

演奏した曲は「snow drop」。

 

イントロのギターリフも上手に弾いていました。さすが優勝バンド。

そしてAメロに入ったときに、悲劇が起きました。

 

ボーカルの声質は若干低めでしたが、上手にhydeの歌い方をまねた感じで、

「いい感じで裏返ってるなあ」と思ったのですが、

巨大スクリーンにボーカルのアップが映し出されました。

 

ごめんなさい。お世辞にもカッコいいという分類には入らないルックスでした…

例えるなら、細長いNONSTYLE井上って感じでしょうか。

しかし、井上ばりにナルシストが入っていて、細目で自分に酔ってる感じの表情。

 

お客さんは当然、L'Arcを楽しみに来ていて、hydeが大好きな人ばかりです。

あの綺麗な顔が大好物の人たちです。

ちょっとhydeっぽい感じの歌声かと思ったら、同時にドアップの細長い井上。

そのミスマッチが許せなかったのか、会場中から「うわぁー、、、」という悲鳴が笑

悲鳴というか、怒号。「お前がその声で歌うんじゃねーよ!!」といった感じ。

となりの女性グループは「あの子イタくない?」と容赦ないダメ出し。

 

井上にもその悲鳴が聞こえてたようで、少し戸惑った様子。

本人には何のことかわからなかったでしょう。まさか自分のドアップの表情にクレームがついているとは思いませんから。何万人からのブーイング。同情します。

 

普通ライブって、ある程度客が演奏者に好意的だと思うんですよね。

ワンマンじゃなくフェスとかでも、「ノッてあげよう」という協力的な気持ちが生まれます。

でも、この時は違いました。最後まで微妙な感じで演奏は終わりました。

 

たぶん、普通のライブハウスでなら誰も文句は言わないでしょう。

hydeを心待ちにしていた客前だったのが、この悲劇を生んだのだと思います。

 

ライブ中のMCで、hydeもアマチュアバンドコンサートを見ていた、すごく面白かった。とのことでした。

企画としては画期的だったと思います。でも、イベンターがL'Arcファンを少し甘く見てましたね笑

 

あのボーカル、今頃どうしてんだろな…

 

 

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